エンジニアの求人を見ているとフレックスタイム制と記載されていることがあります。フレックスタイム制とは、出勤・退勤時間をある程度自分で決められる制度です。一ヶ月など一定期間の総労働時間が決められており、その範囲内であれば1日の労働時間を自由に調整することが可能。午後から出勤したり、日によって労働時間を変えたりすることができるのです。ただし、会社によっては出勤・退勤に関して制限を設けていることがあるため注意しましょう。

そもそも、フレックスタイム制にはコアタイムとフレキシブルタイムがあります。コアタイムとは、社員同士で情報交換したり良好な関係を築いたりするために、会社が設定する1日の中で会社にいなければならない時間のことです。コアタイムの有無や時間帯、長さは、会社が自由に決めることができます。コアタイムがない会社やコアタイムが5時間の会社など、会社によって違いがあるため、フレックスタイム制を利用したいのであれば転職前に確認することが大切です。一方でフレキシブルタイムは、コアタイムの前後に設けられた、社員がいつでも出勤・退勤できる時間のことを指します。フレキシブルタイムも、会社が自由に時間帯や長さを決めることが可能。中には24時間フレキシブルタイムの会社もあります。しかし深夜の割増賃金への対応や社員の健康管理などの理由から、フレキシブルタイムを制限している会社が一般的です。

働き方に関して、正社員の自由度も上がってきている昨今。ワークライフバランスの実現を望んでいるのであれば、非正規雇用やフリーランスだけでなく、フレックスタイム制の職場で正社員として働くことも考えてみてください。