正社員だけでなく、契約社員や派遣社員などの非正規雇用を選ぶ人も増えてきた昨今。特にエンジニアの働き方は多様化しており、非正規雇用だけでなく、独立してフリーランスになる人もいます。フリーランスとは雇用契約を結ばず、案件ごとに業務委託契約を結ぶ働き方です。会社との間に雇用契約がないため、働く場所や時間を自分で決めることができます。また仕事の内容や量も自分で決めることができ、やりたい仕事だけやったり、仕事を増やしてガッツリ稼いだりすることも可能です。ただメリットばかりではなくデメリットもあるため、両方知った上でフリーランスになるか決めることが大切です。

フリーランスになるメリットは自由度が高く何でも自分で決められることです。前述した通り、働く場所・時間・内容を自分で決めることができます。満員電車に揺られながら会社に出社する必要はなく、上司や同僚、後輩などの人間関係に煩わされることもありません。買い物も人が少ない平日に行けばゆっくり商品を見ることができます。また最近はコワーキングスペースなど、外で働ける場所も増えてきました。フリーランスは人と接する機会が減るため孤独感に苛まれることがありますが、コワーキングスペースなどを利用すれば人と交流することが可能です。コワーキングスペースには自分と同じフリーランスもいるため、情報を集めるのにも適しています。

フリーランスのデメリットは、自分の責任が大きくなることです。フリーランスは自分で自由に決められる一方、責任も自分で負わなければなりません。自分のミスで相手に不利益を与えてしまった場合は損害賠償を請求されることがあります。会社に勤めていたときは会社が守ってくれますが、フリーランスになると自分で対処しなければなりません。それに備えた保険があるため、フリーランスになるならそういったことも調べておきましょう。